もののけ姫

 

 

米国での評価

好意的な評価が圧倒的に多くなっています。

米国でもっとも影響力のある映画評論家の一人Roger Ebertは9月6日付のChicago Sun-Times紙のコラムの中で、「私がこれまでに見たいと願った映画の中で最もすばらしい映画の一つ」、「もしアカデミーが本当に今年のベスト5映画を探すとしたら、この映画がノミネートされないなんて考えられない」とPrincess Mononokeを激賞しています。(ちなみに「もののけ姫」は昨年外国語映画部門賞に日本代表としてエントリーされているために、ミラマックスが英語吹き替え版は日本語版とは違う映画だとアカデミーを納得させない限り、今年ノミネートされる資格はありません。)Ebertはもともと宮崎アニメの大ファンなのですが、もののけ姫は「これまでの彼の作品を超えた」と評しています。10月29日付Chicago Sun-Times紙の批評では、Ebertは最高点である4つ星をあたえ、「これまで見た中でもっとも革新的な映画の一つ」、 「このドラマはミヤザキの深い人間性に裏打ちされており、単純化されたモラルに逃げようとはしない」、「 このように哲学的な話はハリウッドでは(実写でもアニメでも)めったに見ることが出来ない。Princess Mononokeは偉大な業績であり、素晴らしい経験であり、今年のベスト映画の一つである」と激賞しています。Ebertはあちこちの記事やTV,ラジオにおいてももののけ姫を「今年のベスト映画の一つ」と誉めちぎっています。

Ebertはまた、映画評論TV番組の Roger Ebert & Moviesで、ゲストの評論家と共に PMに高い評価を与え、「 Two Thumbs Up」としました。この番組は米国で高い影響力を誇り、二人の評論家がそれぞれ映画を Thumbs Upか Downか、つまり親指を立てるか下に向けるかで評価します。「 Two Thumbs Up」をもらった映画はこの番組からお墨付きを得たことになり、宣伝などに「 Two Thumbs Up!」の文字が躍ることになります。(この時の音声がこちらできけます。 )

10月24日付Chicago Sun-Times紙にはEbertによる宮崎監督の インタビューが載りました。Ebertは 「インタビューというのはジャーナリストにとって大抵は単なる仕事だが、時には天才に会うことになることもある。そんなときはじっとして注意深く、すべてを覚えておこうと努力するのだ」として、宮崎監督のインタビューもベルイマン、ヒッチコック、フェリーニに会った時同様、そうした経験であったと述べています。インタビューの最後にEbertは宮崎監督に向かって「人間国宝とされるべきだ」といい、宮崎監督は思わず「それは勘弁してくれ!」といっています。

Ebert同様米国で尊敬され強い影響力を持つNY Times紙の映画評論家Janet Maslinは、以下のように述べています。

このジャンルにおける巨匠の手による日本のアニメーションの画期的な偉業であるPrincess Mononokeをみれば、この映画の驚異的な人気を理解するのはたやすい。(中略)この複雑な、叙事詩的な物語は驚嘆的である。リトルマーメイド以降アニメーションを改革したアメリカのアニメ作家達の間で宮崎駿が強い影響として認識されているのももっともである。

11月 11日付の Rolling Stone誌で有名評論家Peter Traversは、「途方もない美しさと野生の優美さ」 を持つこの作品を観れば、なぜ宮崎監督がアニメーション業界で強い影響力をもっているかが分かる、とし、人間と森の生物達との戦いは「これまでに観たどのアニメーションをも超える」としています。

10月29日付Wall Street Jounalは 、「Princess Mononokeの映像は単に忘れがたいだけでない。その生き生きと彩られた美しさで、それらはあたかも食べられるかのようである。子供の頃初めてディズニー映画を見た時以来、こんなにもアニメーション映画を貪ったのは初めてだ。」「この映画の真の荘厳さは神話的な生物たちに見ることが出来る」「パワーとそのローテクだが強い衝撃をもつアートの純粋さのために、Priness Mononokeを映画館で見て、後にはDVDで宝物のように鑑賞せよ。」と大変行好意的な批評を掲載しました。

11月1日付のNewsweek誌は吹き替え版の出来について少々問題ありとしたものの、「 ミヤザキのビジョンの美しさとスケールの大きさは輝きあふれている。アニメーション業界でなぜミヤザキが神様とされているかが理解できる」としています。

雑誌Entertainment WeeklyはPrincess MononokeにA評価をあたえ、子供向きではないものの、 それ以外の「全くの驚異を求める人は皆天国にいる気分になるだろう。このアート(アニメーション)の 頂点であるPrincess Mononokeは、普通のディズニー映画をただの安っぽい話に見せてしまう」としています。また、11月3日付記事は「これまで作られた最も偉大なアニメーション映画の一つが先週金曜日封切られた」で始ま り「この映画を見終わった時、あなたは自分が指輪物語やナルニア国物語やスターウォーズのようないくつにも重なり合った神話的なパワーにあふれたビジョンを目撃したのだと気がつくだろう。実際、ジョージ・ルーカスには逆立ちしても『ファントム・メナス』をこの映画ほど素晴らしく、この世のものとも思われぬようにはできはしない」と述べています。そして、ディズニー映画のように可愛い動物やミュージカルシーンが出てこないこの映画がアメリカ人に受け入れられるかどうかは分からないが、もし観客がアニメーションは子供のものという偏見から抜け出せないなら、それは観客自身がこの映画を受け入れられるほど成熟していないということではないのか?としています。

10月29日付Boston Globe紙はこの映画に4つ星を与え、「息を呑むような美しさ」、 「アメリカの観客に新しいアニメーション経験をもたらすもの」、「この映画はこれまで西洋の観客が見たどの映画よりも、もっと個人的にそして神話的に自然とかかわっているが、しかしグリーンピースの宣伝よりももっとずっと深い」、 「その幅広さ、深さ、そして驚嘆するほど美しい映像は理想主義を再び新しく、はっととさせるものにした」などと激賞しています。

10月31日付Dallas Morning News紙は「この非ハリウッド作品の中で最も偉大なアニメーション映画、Princess Mononokeの金曜日の公開をもって、アメリカ人は日本の芸術的偉業の深さをついに知ることが出来る」として、この映画に比べれば、ディズニーの映画は子供向けの劇に見えてしまう、としています。

10月29日付LA Times紙は、大人向けのファンタジーである本作はアニメーション映画としてはPM は「これまでにない経験」であり、この映画よりも満足できるアニメーション(のメディアとしての使い方)があるとは想像し難い、としています。

11月5日付Seattle Times紙は最高点である4つ星を与え、「アニメーション映画に真の芸術性を見ることは今日まれである。(中略)だからこそ、宮崎駿の傑作、Princess Mononokeは素晴らしい喜びである。美しく構成され、心血を注いで書かれたこの映画は、人間が作りうる限りでほぼ完璧なアニメーション映画である。」「 Princess Mononokeに環境問題の物語を言うレッテルを貼るのは単純すぎる。これはお互いに衝突する意志の物語である。善悪の区別がはっきりしないからこそPMは面白い。ミヤザキは解決を無理強いしようという誘惑に打ち勝っている」と誉めています。

11月24日付Baltimore Sun紙は最高点である4つ星を与え、「Toy Story 2とPrincess Mononokeはアニメーションの新しい黄金期を告げるものかもしれない」と、PMとToy Story2(バルティモアでは共に11月24日に公開)を共に論じる大変好意的な批評を掲載しました。「Iron Giantが悲劇的にも観客に見過ごされ、ポケモンが日本製アニメーションに悪名を与えたこの年だが、アニメーションがいかに独創的で、すばらしく、そして本当に楽しいものであり得るかを示す2本の映画がここにある。まったく異なる方法により、Toy Story2とPrincess Mononokeはこのアートの原点に立ちかえり、アニメーションを単に子供のものではなく一般観客のものとした」 「どんなに洗練された技術もミッキーマウス(1928生まれ)と同じくらい古い2つの大原則であるストーリーとキャラクターを代替することは出来ないということを、Toy Story2とPrincess Mononokeはよく知っている」「Frank Tashlin, Ollie Johnston, Tex Avery、Chuck Jonesといった偉大な先達同様、Toy Story2とPrincess Mononokeの作者達は2次元の映像をとてもクリアに鋭い洞察力と描写力を持って描き、一つの生きた世界を作り出している」「この2本の映画に共通しているのは、最も幼い観客に迎合(ポケモンを見よ)することなく、流行のハイテク使用に気を取られてストーリーの完全さを犠牲にしたりはしていないことだ」「Toy Story 2は技術の可能性についてのアメリカの最高の証である。Princess Mononokeはアメリカの観客に日本のアニメーションのマスターによる理想の極致を紹介するものである。これら2本の名作はともにアニメーションがフィル・コリンズのビデオ以上のものであり得ることを証明している」

10月29日付の業界紙Varietyは 「きわめて想像力に富み、美しいアニメーションの叙事詩」「ジョージ・ルーカスは神話や伝説を優美で有機的に使用することについて、ミヤザキから学ぶべきことがある」とし、また善悪の区別を単純につけることなく現実と同様の複雑さを持たせていることについても誉めています。しかし同時にこの映画の暴力シーンと長さ、それにディズニーの明るいミュージカル映画になれた観客を相手にしなければならないなど、この映画が苦戦する材料もそろっている、としています。

業界紙のHollywood Reporter のFrank Scheckは、10月14日付の批評の中で「美しい高品質なアニメーションであるこの映画はけたたましいディズニーのミュージカル映画のスタイルとはかなり異なっている」「宮崎の華麗なスタイルがふんだんに見られる」と述べ、「畏怖を起こさせるような生物達(森の神)、驚異的な森の風景、繊細な人間の性格描写」を誉めています。もっとも、ディズニー映画のスタイルになれたアメリカの観客にとってはあまりにも違うスタイルなので大ヒットは難しいかもしれないとも述べています。

このほか様々な新聞・雑誌記事がPrincess Mononokeに最高点、あるいは最高に近い点を与えています。

 

  • トップ10リスト

Princess Mononokeは様々な映画評論家によって、1999年のベスト映画の一つに選ばれています。

Premiere Magazine(アメリカ版)の2000年4月号は、1999年に公開された映画が主な評論家から得た評価をまとめた表を掲載しました。高い評価が多かった作品から並べられており、Princess Mononokeは11位でした。記事のスキャンはこちら 。(少し重いです)なお、Premiere Magazineの映画評論家 Glenn KennyはPrincess Mononokeを1999年の10位から20位までの作品の一つに選んでいます。彼はトロント映画祭に関する 記事 の中ではPrincess Mononokeは「映画祭において日本映画のベストの一つ(そして今年のベスト映画の一つ)」だとしています。

LA Times紙の映画評論家Kenneth Turanは 「今年が映画の歴史上アニメーション映画にとっておそらく最も偉大な年であったということに気付いた人はいただろうか?」として、4本のアニメーション映画を並べて1999年のナンバー1に推しています。Iron GiantやToy Story 2と並んでPrincess Mononokeもそのうちの一本に挙げられており、「日本の有名な宮崎駿は、映像ファンタジーに関する驚くべきセンスをエコロジーを主題としたストーリーと複雑なキャラクター達とマッチさせ、子供向けというよりも大人向けのフェアリーテールを作り上げた」としています。同様に、Deseret News紙の映画評論家Jeff Viceは、1999年は特にアニメーション映画にとってよい年だったとして、 「特に私に影響を与えた映画が3本あるのに、とても1本だけを選ぶことは出来ない」として、Iron Giant, Toy Story 2と並んでPrincess Mononkeを1位に選出しています。     

San Diego Union Tribune紙の映画評論家 David Elliottは1999年の「ベストアニメーション」に Princess Mononokeを Toy Story2、 Iron Giantと共に選出しました。

ネットメディアのSalon.comの映画評論家 Andrew O'Hehirは、 Princess Mononokeを 3位に選び、「日本の伝説的なアニメーター宮崎駿による自然とテクノロジーの対立に関するこの広大で悲痛な叙事詩は、神と悪霊、暴君と反乱者にあふれた神話的物語であり、ジョージ・ルーカスなど吹き飛んでしまうほどである」「これは本当に異なった観客に異なったレベルで働きかけるたぐいまれでパワフルなアニメーション映画の一つである」としています。また同じくSalon.comの映画評論家 Michael Sragowは、1999年のベスト映画としてあげた22本のうちの一本にPrincess Mononokeを選びました。

Chicago Sun-Times紙の映画評論家Roger Ebertは、Princess Mononokeを6位にあげ、 「宮崎駿は生きているもっとも偉大なアニメーターで、この映画は彼の最高傑作である」「私がこれまで見た中で、もっとも映像的に独創的なな映画であり、アニメーションが家族向け映画のためだけのものでなく、他の方法では映像化できないストーリーを語る自由を与えるものだということの証明である」としています。

Nashville Scene紙の映画評論家 Donna Bowmanは rincess Mononokeを Toy Story2と共に7位に選出しました。 「アニメーションの未来は今日、ジョン・ラセターによる技術とストーリーの完璧な統合、宮崎駿の限りないイマジネーションと洗練された美学というこの2つの前線にある」としています。

Boston Globe紙の映画評論家Jay CarrはPrincess Mononokeを9位に選出しました。Carrは「今年は特によい映画がそろった」とし、特にアニメーション映画に関しては「豊作の年だった」としてToy Story2、Tarzan, Iron Giantなどを例としてあげていますが、「しかし、その中で1999年でもっとも印象的は作品は日本製のPrincess Mononokeである。もし一つの作品が日本製アニメーションをメジャーにするとしたら、それはこの作品であろう。何層にも重なったストーリー、革新的ではないがかなり異なった絵のスタイルが見られるこの映画は、アメリカでは見られないようなやり方で自然をその世界の一部としている。この映画ほど壮大で、深く、響きあう映画はめったにない」としています。このベスト10に入ったアニメーション映画はPrincess Mononokeただ1本です。

Seattle Times紙の映画評論家 John Hartlは「もう一つのベスト10」(基準はよく分かりません。10位から20位ということなんでしょうか?)のうちの一つに Princess Mononokeを選んでいます。Sacramento Bee紙の映画評論家Joe Baltakeはベスト10にはもれたが次点の映画の一つとしてPrincess Mononokeをあげています。

Village Voice誌は全米50人の映画評論家のアンケートにより、1999年のベスト映画を選出しました。名前の挙がった135本の映画のうち、Princess Mononokeは30位です。

NY Times 紙の映画評論家Janet Moslinは、1999年の映画ベスト10の記事の冒頭で、「1999年の主要なモティーフはスクリーン上と外における再発明だった。キャラクター達と映画作家達は共に自身を新たにする方法を見つけ出した。復活したキャリア(Cookie's FortuneにおけるRobert Altman, Summer of Samにおける Spike Lee)、ストーリーテリングの新しい概念( Run Lola Run)、そしてジャンル全体の急激な再興(邪悪な South Parkは言うに及ばず、 Princess MononokeとToy Story2によるアニメーション)」と PMに言及しました。

もちろん絶賛ばかりではありません。映画評論サイトのFilmcriticでは、もののけ姫を「もう少しで推薦できる」レベルだとしています。しかし実の所、この評論家にとって何が問題なのかが良く分かりません。批評の前半ではストーリーが複雑である事に問題があるような書き方をしていながら(実際に「複雑なストーリーが一般的なアメリカの観客にはお勧めできない」というのであればそれなりに納得できますが)、後半ではストーリーがこの映画の長所だと述べています。結局の所、実写映画のようなストーリーにマンガのようなキャラクターが出てくるのが気に入らなかったようで、「キャラクターの区別がつかない」とか「アシタカがSpeed Racer (マッハGoGoGo)のキャラクターのようだ」というのが批判の中心となっています。確かに日本風のアニメキャラの画風に慣れていない人間にはどれもこれも同じように見えてしまっても仕方がないのかもしれません(やはり「目が大きい」という事に真っ先に目が行くようです)。どういう画風を好むかはある程度慣れによります。日本人の目から見てディズニーのキャラクターが可愛く見えないのと同じ事ではないでしょうか?

Film Journal International誌はPrincess Mononokeに対して大変否定的な批評を与えましたが、ストーリーの紹介でエボシとハサノ(アサノ公方のことらしい)が共同でシシ神狩りをすると言ってみたり、エボシの弾丸が神をタタリ神に変える「魔法の毒」を持っていると言ってみたり、いったいまじめに映画を見たのかと言いたくなります。 「モノノケは善と悪との単純な世界、強く寡黙なヒーローとセクシーな悪女(中略)などアニメに 典型的な要素から少しも離れていない」(本当に映画を見たのか!?)とか、映像のスタイルがアメリカ的で、日本に固有の狩野派や浮世絵スタイルではない、などといった批判を展開しています。

11月5日付のWashington Post紙はPrincess Mononokeを「硫黄島を舞台にしたファンタジア」と呼び、この映画が「矛盾に満ちている」とし、 「西洋の映画監督が善と悪との区別をはっきりつけ、悪を罰し善に報いるのに、ミヤザキはそうしようとしない。(中略)人々は不快で、野卑で、背が低く、そしてさらに悪い事に母なるなる自然に対して優しくないにもかかわらず、真に罰せられる事はない」と非難しています。そして、「アキラ」のほうが 「かっこいい破壊、メカ、銃」 があっただけ良かったとしています。(しかし同日付けのWP紙に掲載されたもう一つの批評は大変肯定的で、モノノケの微妙な、静かなシーンの美しさを誉めています。)

CNNに掲載された主にマイナー映画を担当している批評家は、Princess Mononokeに対して大変否定的な評を与えました。この評論家(正直言ってこれまで名前を聞いた事がありません)は暴力シーンと映画の長さにしか興味がないようです。エボシのキャラクターにユーモアがないとか、ベルイマンの映画のキャラクターのようだ、とかいうのが批判の論拠となっています。

しかし、2000年8月12日にCNNで放映された「Showbiz Weekend」の中で、CNNのメイン映画評論家Dennis Michaelは、「もののけ姫」のビデオについて、「人間と自然の断絶を描いた神話的サーがであるもののけ姫』は、日本製アニメの『市民ケーン』である。素晴らしいアニメーションを見つけ出す能力のあるディズニーがこの映画を米国で配給した。(中略)日本製アニメはそのファンを除けば米国の観客にとっては異質な文化であるが、この場合それはとても残念なことである。この作品を見る少数の勇気ある人々は傑作を発見するであろうに」としています。

11月19日付Orland Sentinel紙はPrincess Mononokeに最高5つ星中2つ星を与え、「プリンセスモノノケとポケモンを混同してはならない」で始まる批評は、PMがいかに子供向けではないかを力説した後で、PM はヴィジュアル的にはとても美しいとしながらも、話が複雑すぎるとして「魔女の宅急便やとなりのトトロと言った子供向けの素晴らしい宮崎作品のファンとしてはプリンセスモノノケは大変な失望だった」としています。そして「この映画を見るのは、ルールも分からないまま複雑なゲームをやっている人たちを見ているようなものだ」としています。

キリスト教保守派による映画サイト、MovieguideはPrincess Mononokeが「良い」映画かどうかという評論家Ted Baehrによる批評を掲載しました。BaehrはThe Christian Film and Television Commissionという組織を主宰し、映画やTV番組が「家族にとって見るのにふさわしいかどうか」という判断を下している人のようです。Baehrによれば、Princess Mononokeは「とても暴力的で、多くの誤った宗教的およびアニミズム的要素を含み、日本の神話を理解するのに役立つかもしれないが、誤った宗教的答を人々に与えてしまうかもしれない」ということで、「しっかりとした信仰を持つものにとっては、Princess Mononokeは日本の神話を理解するのに役立つかもしれない。しかし、(真の信仰を)探しているものにとっては、誤った宗教的答を与えてしまう。血なまぐさい暴力、売春の許容、虚偽やたくらみに満ちたこの作品を、モラルある人々が子供向けの映画と見るかどうかは疑わしい。Princess Mononokeは悪魔のような映画である。この作品はSpritism(精霊を信じる宗教)が恐怖と、殺戮と、憎しみに満ちた社会を作り出す事を示している」としています。(なお、このサイトではコンテンツを読むために5ドルかかりますが、批評のポイントは上に訳してあります(残りはあらすじ)ので、わざわざ読む必要はありません。)

さらに詳しい新聞・雑誌記事については、こちらをご覧ください。

 

 

 


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