「ごらん、あれがラピュタの星だ」 99/4/29(04/06/05update)
実は「ラピュタ」という星がある事をご存知ですか?1948年にヨハネズブルグ天文台のE
.L. ジョンソンによって発見された小惑星1819番がそれです。
これはもちろん、「ガリバー旅行記」の中の空飛ぶ島から取られた名前です。 「ナウシカ」という小惑星もあります。1879年にイタリア(?)のJ. パリサによって発見された192番です。当時はまだギリシャ神話の登場人物から小惑星の名前をつけていて、「ナウシカ」は「オデッセイ」に出てくるフェニキアの王女です。我らがナウシカは彼女から名前をもらいました。 1990年に北見の円館氏と渡辺氏によって発見された「宮崎」という小惑星もありますが、これはアマチュア天文家の名前から取られたらしく、宮崎駿氏には関係ありません。 小惑星は発見者が名前をつける事ができるので、「トトロ」や、「アシタカ」と言った名前の星もそのうちできるかもしれません。アマチュア天文家の皆様、また知人に天文家がいらっしゃる方、「トトロ」の星を探すべく頑張ってみませんか? (この文に関しては、Marc Hairston氏から情報を頂きました。Thanks, Marc!)
その後、2002年11月に二つの小惑星がTotoroとMiyazakihayaoと正式に命名されました。発見者の小林隆男氏が宮崎アニメのファンということで、小惑星10160(10106=トトロに近い)をトトロ、小惑星8883(8が三つでみやさん)をMiyazakihayao(小惑星の名前は一つの単語ということになっているので名前を続けてスペルしています)と命名しました。 (04/06/05update) |