Film Festivals映画祭等におけるジブリ映画の上映 2004年

 

 

  1. 「紅の豚」@NY国際子供映画祭、3月5日
  2. 「猫の恩返し」@バービカン子供映画祭、4月2日
  3. 「ナウシカ」@フィラデルフィア桜祭、4月7日
  4. 高畑映画の上映&シンポジウムinLA、4月23−24日
  5. Jump to Japan(トトロ他展示)in全米各地、2008年まで随時
  6. ジブリ映画inオーストラリア、7月ー9月
  7. 「紅の豚」@ファンタジア映画祭、7月8日−8月1日
  8. 宮崎映画@ロングアイランドシネマアーツセンター、8月4日-9月1日
  9. 宮崎映画@オタワ国際アニメーションフェスティバル、9月22−26日
  10. 高畑映画@キアヴァリ映画祭、9月21-25日
  11. ジブリ映画@ビルバオ美術館、9月2日ー10月9日
  12. 「ハウル」@シッチェス国際映画祭、12月2-11日

2004年3月5日にニューヨーク国際子供映画祭で「紅の豚」の英語吹き替え版が上映されました。


Animate the World 2004と題して開催されたバービカンでの子供映画フェスティバルの一環として、2004年4月2日に「猫の恩返し」英語字幕版が上映されました。


4月7日にペンシルバニア州フィラデルフィアで開催された桜祭において、「風の谷のナウシカ」の英語字幕版が上映されました。


高畑監督は4月23−24日にLAで開催された高畑映画の上映会及びシンポジウムに参加しました。詳細はこちら

この上映会において、平成狸合戦ぽんぽこ、となりの山田君、おもひでぽろぽろも11月に米国でDVDリリースされる旨発表されました。英語吹き替え版及び日本語音声収録、また今回のシンポジウムを撮影したものも映像特典としてつくようです。ただし、 ディズニーからの正式発表はまだなので、今後変更の可能性もあります。


シアトルのチルドレンズ・ミュージアム(子供博物館)では、6月6日までJump to Japan: Discovering Culture Through Popular Art(日本へジャンプ:ポピュラーアートを通して文化を知ろう)という展示を開催しました。これはアニメや漫画、そしてそのルーツである版画や絵巻物などを通して日本の文化を知ろうという企画です。アニメに関する展示の中心は宮崎アニメで、等身大のトトロやさつきたちの人形、子供が乗れるネコバスなどもあるようで、「トトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」なども上映されたとの事です。

シアトル・ポスト・インテリジェンサー紙によると、スタッフは企画にOKをもらうためにジブリと宮崎監督を訪ね、その後2年かけて展示企画を練り上げたのだそうです(記事では猫バスの写真も見られます)。

もう一枚猫バスの写真@Silver Bulletins。猫バスの中に座った子供はハンドルを回すことによって、窓の外のスクリーンに映る映画のシーンと実際の日本の風景の映像を動かすことが出来るのだそうです。

展示の様子はmr-teeny.comFelix Adlerで詳しく見る事ができます。

この展示は「米国のチルドレンズミュージアムでの移動展示を通してアジア文化への理解を深める」ことを目的に、チルドレンズミュージアムアソシエーションとフリーマン財団により作られたプログラムの一部で、シアトルの後は全米80ヶ所のチルドレンズミュージアムを2008年までかけて回る予定です。

Jump to Japan展の今後の開催予定は以下の通り:

2004年
6月19日−9月26日:Felix Adler Discovery Center (クリントン、アイオワ州)
11月−1月: Explora (アルバカーキー、ニューメキシコ州)

2005年
3月−5月: The Children's Museum (メンフィス、テネシー州)
7月−9月: Boonshoft Museum of Discovery (デイトン、オハイオ州)
11月−1月: Minnesota Children's Museum (セントポール、ミネソタ州)

2006年
6月−8月: DuPage Children's Museum (ナパビル、イリノイ州)
10月−12月: COSI Toledo (トレド、オハイオ州)

2007年
2月−4月: Pittsburgh Children's Museum (ピッツバーグ、ペンシルバニア州)
6月−8月: Buell Children's Museum (プエブロ、コロラド州)
10月−12月: Treehouse Children's Museum (オグデン、ユタ州)

2008年
2月−4月 San Antonio Children's Museum (サンアントニオ、テキサス州)


オーストラリアのMadman Animeは、ジブリ映画をオーストラリア各地の劇場で上映します。ナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女宅、紅の豚の5作品は"Miyazaki Showcase"と題されて、7月から9月にかけてシドニー、ブリスベン、メルボルン、アデレイド、パースの劇場で上映されます。おもひでぽろぽろ、ぽんぽこ、耳すま、山田君、猫の恩返しの5作品は"Takahata & Other Classics"と題されて、7月21日から8月8日まで開催されるメルボルン国際映画祭で上映された後、各地の映画祭などで上映されるようです。くわしい上映スケジュールはこちら


7月8日から8月1日までカナダのモントリオールにおいて開催されるFanTasia映画祭において、「紅の豚」の英語吹き替え版が上映されます。


8月4日から9月1日まで毎週一度、米国ロングアイランドのCinema Arts Centerにおいて宮崎映画が上映されます。上映予定作品は「千と千尋」、「トトロ」、「魔女の宅急便」、「ナウシカ」、「もののけ姫」です。全て英語字幕版。詳しい上映スケジュールはリンク先にあります。


9月22-26日までカナダのオタワで開催されるオタワ国際アニメーションフェスティバルにおいて、「ハヤオ・ミヤザキ・レトロスペクティブ」と題して宮崎映画の特集が組まれます。上映されるのはラピュタ、トトロ、魔女宅、紅の豚、もののけ姫、千と千尋。詳しくはこちら


イタリアのChiavariで9月21日から25日まで開催されるChiavari映画祭に高畑監督が審査員として出席します。高畑監督は「金の椅子」賞(生涯功労賞)を受賞し、「ホルス」から「山田君」まで7本の高畑作品が上映されます。また、連句アニメーション、「冬の日」も上映されるようです。高畑監督は観客とのQ&Aセッションにも出席するとのこと。


スペインのビルバオにあるビルバオ美術館において、日本製アニメーションに関する展覧会が9月2日から10月9日まで開催されます。「白蛇伝」「ナウシカ」「トトロ」「ぽんぽこ」「もののけ姫」「攻殻機動隊」など17本の長編と16本の短編アニメーションが上映されます。展覧会のパンフレットはこちらでダウンロードできます(1.6MB)。この展覧会はビルバオの後スペイン各地を回る予定です。


12月2日から11日までスペインのカタロニアで開催されたシッチェス国際映画祭に「ハウル」が出品され、観客投票による映画賞を受賞しました。また、宮崎監督がこれまでの全ての作品に対して特別賞を受賞しました。


過去の映画祭スケジュール

 


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